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演劇ユニット 経済とHの次回情報の出演者、作品解説、チケットなど最新情報をお知らせいたします。
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経済とHについて
 演劇ユニット経済とHは、経済評論家として15年間活躍してきた佐藤治彦を主宰として2005年冬に立ち上げた演劇ユニ ットです。 多様なバックグラウンドを持つ者が共同体の中で演劇活動を行っております。メンバーは初めて演劇を始める人からすでに演劇界で活躍したり、有名劇団の所属であったりとさまざまです。
 しかし、それには前段階がありました。最初の活動はごく小規模なものでした。2003年から佐藤治彦がひとりでHプロジェクトとして活動を開始したのです。 先ずは小劇場で活躍する俳優を自宅のリビングによんで観客20名程度で朗読をきくイベント「お話の部屋」から始まりました。その俳優には、山崎樹範、藤田記子、前田司郎、辻修、澤田育子、今林久弥など素晴らしい俳優たちによる贅沢なイベントでした。想像してみてください。20畳くらいのリビングに、100円ショップの座布団が20枚並び、そこに演劇好きの観客がこっそりと集まり、ひとりの俳優が特別な照明も音響効果も何もない中で「走れメロス」や童話の「みにくいアヒルの子」、怪談、三島や谷崎の短編を読んでくれるのです。それは、贅沢な時間でした。そういった朗読の会は、お話の部屋スペシャルとして演劇につながります。2004年に佐藤治彦自ら脚本を書き、ポツドールの三浦大輔を演出に迎え、やはり同じ自宅リビングで男女4人でのお芝居「ウラゴコロ」の上演を行ったのです。ネットと口コミで300名の方に見てもらいました。毎回近くの広場に集合して家の中まできてもらう。リビングがぎゅうぎゅう詰めとなり座席の10センチ先では俳優たちが男女の愛憎を繰り広げる。まさに伝説の公演となりました。こうした、前段階を踏まえ演劇ユニット「経済とH」への旗揚げとつながるのです。第1回公演は2006年8月に高円寺の明石スタジオで、平田オリザ作 ブラジリィー・アン山田の演出で「北限の猿」で旗揚げ。旗揚げから600名以上の動員で、入りきれずにお帰り頂くこともあった人気公演となりました。お客様にも出演者にも見て良かった、出演して良かったと思っていただける公演となりました。    
 そして、07年3月には王子小劇場と提携公演が実現します。第2回公演「なまけもの百科事典」です。コンドルズや宇宙レコードで活躍中の小林顕作を作演出振付に迎え、第1回とは全く傾向の異なるコントとダンスのオムニバス作品としました。この公演は、王子小劇場という立地的には不利な劇場、チケット代も高めにも関わらず950名という驚異的な動員となりました。豪華な日替わりゲストも特筆されます。経済とHのメンバーは演劇界のトップを走る俳優と共演する機会ももてたのです。その出演者陣はまさにキラ星のごとくです。劇団東京ヴォードヴィルショーを経て、今やあの三谷幸喜氏をもって彼女のために台本を書きたいと言わしめる小林美江、4人組でサンシャイン劇場を超満員にできる人気グループ*Pnish*の土屋裕一、超人気俳優として15年続いたTEAM発砲・B・ZINの看板で大劇場での客演も多い平野勲人、双数姉妹の看板で外部客演も多い実力派の今林久弥、ロリータ男爵の看板・役者松尾マリヲ、オッホの主宰で看板俳優の人見英伸。スゴい経験となったのでした。
 07年10月青山円形劇場でのこの公演は「ONEOR8」の田村孝裕の書き下ろし、文学座の坂口芳貞さんを演出に迎える。この公演ではユニット内から8名が参加するほか、迎え入れる客演には、東京ヴォードヴィルショーの山口良一さん、NHKの大河ドラマ「風林火山」の1年間の撮影を終えて初の舞台となる有馬自由、人気絶頂、魅力も実力もある*pnish*の土屋裕一、ラッパ屋の大草理乙子、グリングの萩原利映、双数姉妹の今林久弥、東京タンバリンのミギタ明日香に主宰の高井浩子など、魅力的な出演陣によって東京でも最高水準の珠玉の舞台をお届けします。オーディションには、新劇の名門劇団や野田秀樹さんやケラリーノサンドロヴィッチさんの演出の舞台の経験者といった方から、テレビアナウンサー、有名お笑い事務所所属の芸人さん、もちろん多くの劇団や演劇学校の生徒、その出身者、医者、主婦、デザイナー、ダンサーなどなどさまざまな方が受けてくださいました。その中から選ばれた珠玉のメンバーもぜひ見ていただきたい限りです。僕らの演劇公演は、そこに興味のある人にはいつでもご参加いただけるように、大きく門戸を開いています。
 経済とHでは、質の高い演劇公演の企画を常に何本か用意しています 。そのラインナップはとても興味深い作品群です。なぜなら作品の質も演出も公演ごとに大きく異なるからです。また公演規模もさまざまです。面白い作品であれば何でもやりたいのが経済とHなのです。
 2008年もわくわくする挑戦的な面白い企画を立てました。1月末から2月にかけて、いよいよ佐藤治彦自らの作品「ハイパーインフレに備える(仮)」もしくは「セックスの向こう側の快感を求めて(仮)」を贅沢なキャストを迎え下北沢オフオフシアターで上演します。「決して自信があるわけではありません。面白いものができるかどうか分かりません。おそらく、2008年、予想された最大の失敗作と期待する人もおられるかもしれません(笑)。私のぶざまな浅薄さを笑いにきてください。でもね、外部の人ばかりに頼って公演をしているばかりでは行けないと思うんです」(佐藤談)。そして、夏にはチェホフの「かもめ」を上演します。演出には横浜のSTスポット演劇祭で「桜の園」をその魅力を保ちながらも解体し現代の東京に置き換えた「チェコビアンイントーキョー」で最優秀賞を獲得し、その後は神奈川県を中心に活動してきたフランケンズの中野成樹を演出に迎えて上演します。初冬には東京のトップクラスの劇団とのロングラン、合同公演を予定しています。
 作演出家が固定されている劇団では同じ傾向の作品を上演することが多いようです。コメディやナンセンスをやる劇団は毎回コメディでナンセンスです。しかし、所属する役者は時には会話劇もギリシア悲劇も翻訳物もやってみたいと思 っているはずなのです。今後は主宰の佐藤治彦が作演出をすることもあると思 いますが、基本的には、異なった才能の演出家と作家に作品などを依頼することにより、メンバーがさまざまな演劇を経験できればと考えておりま す。
 経済とHの公演は常に社会に向かって開かれているものにしたいと考えています。そこで、原則としてすべての公演で一般公募オーディションを開催して行 きたいと思っています。ですから、たとえメンバーであっても公演に出演できない人もでてきます。こうして公演の現場はハイレベルな水準を目指しています。高い水準ではあるのですが、そういう場だからこそ経験は少なくても個性や才能のある役者を送り込みたい!勝負させたい!とも思っています。そのために公演準備期間以外は勉強会も開催。基礎力アップを目指していま す。自主練習に加えて、講師を招聘しトレーニングをするのです。さまざまな有名劇団の主宰や、日本を代表する様な著名な演劇人などを招聘し、演技者としての向上を計ります。
 また、メンバーひとりひとりが演劇で食べていくための戦略と行動を考えることも重要だと思っています。バイトをして、芝居をして、また、バイトをして、芝居をする。そんな繰り返しばかりでいいわけがありません。一人一人が演劇で食べていくようにするためにはどうすればいいのか。単に演技技術を磨くだけでも、有力な知り合いを作っても、事務所に入ってもダメな様です。その答えを探って行きたいと思っています。
 長い 経済とHの説明文を読んでいただきまして誠にありがとうございました。
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